研究業績
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研究業績など
著書
著書・学術論文等の名称 | 単著・共著 | 発行・発表年月 | 発行所・発表雑誌・発表学会 | 概要 | |
1 | 「竹富島」、『建築「見どころ」博物館ガイドブック〜課外授業へようこそ』 | 共著 | 平成16年3月 | 彰国社 | 建築にゆかりのある主な博物館・民家園・産業遺産・重要文化財等112件を選び,テーマ別に写真と基本情報,解説,見どころを紹介した本において,「竹富島」と題し当該地域の地域社会と集落空間を紹介。特に過疎化を課題としながら,観光と文化遺産マネジメントを軸に地域づくりに取り組む地域社会について紹介した。 清水 慶一 (著)、三浦 彩子 (著)、濱島 正士 (監修)、他(108-109頁) |
2 | 地域の観光振興のための「地域遺産」の活用に向けた体制検討事業 | 単著 | 平成20年3月 | 国土交通省 (全96頁) |
(公財)日本ナショナルトラストの再建計画書として国土交通省や学識経験者と共に協議した成果を執筆した。現在も当財団の運営方針として活用される。 |
3 | 地域の観光振興のための地域遺産の保全及び活用におけるボランティアのあり方検討事業 | 単著 | 平成21年3月 | 国土交通省観光庁 (全123頁) |
(公財)日本ナショナルトラストの再建計画に基づく具体的な戦略,プロジェクト計画書として,学術調査に基づき策定した。現在も当財団の地域遺産支援事業の計画書として活用される。 |
4 | 地域社会による文化資産マネジメントとツーリズム:沖縄県・竹富島の事例研究 (査読付) |
単著 | 平成24年 3月 | (北海道大学観光学 高等研究センター CATS叢書)6 |
地域がこれまでに経てきた歴史の中で,文化資産を生み出してきた経緯を明らかにし,またそれを活用するために培われた地域社会の仕組みを明らかにすることは,今後の地域づくりの方策策定の礎として重要である。特に限界を迎えている従来の地域運営の仕組みに代わり,ツーリズムを活用した変革は実践事例において有効性が認められつつある。そこで本著では,ツーリズムを軸とした新たな地域運営の仕組みづくりに取り組む沖縄県・竹富島を事例地とした。 |
5 | 海のシルクロードに関する基礎的研究(2)〜観光学の視点から | 共著 | 平成25年3月 | 独立行政法人国立文化財機構奈良文化財研究所企画調整部国際遺跡研究室 (全80頁) |
当該プロジェクトの研究協力者として,プロジェクト全体の企画,調査,および全文の監修を担当した。 執筆者:森本晋,田代亜紀子,石村智,田村朋美,佐藤由似,池ノ上真一 |
6 | 平成25年度文部科学省成長分野等における中核的専門人材養成の戦略的推進事業「地域振興のため『観光地域』を担う人材」に関する調査報告書 | 共著 | 平成26年3月 | 学校法人浦山学園 富山情報ビジネス専門学校 (全298頁) |
当該プロジェクトの監修者として,プロジェクト全体の企画,調査,および本文の執筆,全文の監修を担当した。 執筆者:池ノ上真一,大迫理沙,田村こずえ,門章子 |
7 | 2014年度広島県事業観光資源の価値向上戦略策定尾道プロジェクト報告書 | 共著 | 平成27年3月 | 北海道大学観光学高等研究センター (全157頁) |
本文献は,尾道市の観光戦略書として,広島県および尾道市の関係者との協働のもと,北海道大学観光学高等研究センターが策定した。そのプロジェクトリーダーとして,企画,遂行,および本文献の監修,および大部分の執筆を行った。現在は,本文献をもとに尾道において観光振興が展開されるとともに,広島県事業として,呉市においても応用的展開が実施されている。 執筆者:石森秀三,池ノ上真一,花岡拓郎,西山徳明,石黒侑介,山村髙淑 全文監修,執筆98頁 |
8 | 歴史文化遺産 日本の町並み 上巻 | 共著 | 平成28年1月 | (山川出版社)上 | 歴史文化遺産という観点から日本の町並みについて各地の事例について特性や見所という観点から執筆を行った。とくに江差町、小樽市、松前町、尾道市に関する項を担当した。 編集執筆:苅谷勇雅、西村幸夫、執筆:池ノ上真一、他 執筆4頁 |
9 | 尾道型デスティネーション・マネジメントってなに?〜多様な地域遺産を生かす観光まちづくり戦略 (査読付) |
共著 | 平成28年 3月 | CATS叢書(北海道大学観光学高等研究センター)(10) | 尾道型ディスティネーションマネジメントに関する考え方や地域遺産を資源としたまちづくりへの展開について解説した。とくに尾道型デスティネーション・マネジメント、「尾道」におけるDMOづくりの実践、プロジェクトの概要、「尾道」の仕組み : くらしの現状と課題、観光で「尾道」を豊かにするために : 目指すべき将来像と具体の戦略、具体の戦略 : 文化遺産を生かす戦略:観光活用で「文化遺産×人」を再生するの項を担当した。 ◎池ノ上真一著、花岡拓郎、石黒侑介、石森秀三、他 全文監修,執筆56頁(35-44,45-50,59-71,101-108,123-128,135-147頁) |
10 | 歴史文化遺産 日本の町並み 下巻 | 共著 | 平成28年 3月 | (山川出版社)下 | 歴史文化遺産という観点から日本の町並みについて各地の事例について特性や見所という観点から執筆を行った。とくに小樽市祝津を担当した。 編集・執筆:苅谷勇雅、西村幸夫、執筆:池ノ上真一、他 執筆1頁(224-224頁) |
11 | デスティネーション・マネジメントは必要か〜地域課題解決に果たす観光の役割 (査読付) |
単著 | 平成29年 3月 | CATS叢書 観光地域マネジメント寄附講座10周年記念 観光創造学へのチャレンジ(北海道大学観光学高等研究センター)(11) | 北海道大学観光学高等研究センターが取り組む観光創造研究に関する研究成果を集約した文献。論文「デスティネーション・マネジメントは必要か〜地域課題解決に果たす観光の役割」について執筆した。 ◎池ノ上真一著,石森秀三・西山徳明・山村髙淑編 執筆8頁(191-198頁) |
12 | 事例2・1 函館:北の開港都市のシェアリングヘリテージ 事例2・2 小樽:シェアリングヘリテージによる都市再生の模索 |
共著 | 平成30年 3月 | 初めて学ぶ都市計画第二版(市ヶ谷出版社) | 都市計画を学ぶ者に向けた入門書において、とくに具体の地域事例をとおし、生きた都市計画について理解してもらうことを目的に事例編の函館と小樽の項について執筆した。 ◎饗場伸・鈴木伸治編,阿部伸太,大澤昭彦,清水哲夫,根上彰生,野澤康,牧紀男,池ノ上真一,他21名 執筆4頁(142-145頁) |
13 | 国際地域学の地平—「国際」と「地域」をつなぐ視座— (査読付) |
共著 | 平成31年 3月 | 『国際地域研究』第1巻(大学教育出版) | 出版予定 ◎古地 順一郎、池ノ上 真一 |
学術論文
著書・学術論文等の名称 | 単著・共著 | 発行・発表年月 | 発行所・発表雑誌・発表学会 | 概要 | |
1 | 文化遺産の明確化とマネジメントの課題〜沖縄県・竹富島における文化遺産マネジメントとツーリズムに関する研究その1〜 (査読付) |
共著 | 平成16年 1月 | 日本建築学会計画系論文報告集(575),61-67頁(一般社団法人日本建築学会) | 日本における集落・町並型のヘリテージ・ツーリズムが展開する典型的な事例である竹富島集落について地域を総体として捉え,その文化遺産を構成する要素とは何かについて客観把握することを試み,それらが現在の実際のツーリズムの場においてどのように取り扱われ,また扱われずに潜在しているかについて示した。 ◎池ノ上真一、西山徳明 |
2 | 地域社会による文化遺産マネジメントの可能性〜竹富島における遺産管理型NPOの取り組み (査読付) |
共著 | 平成16年 3月 | 国立民族学博物館調査報告書(51),53-75頁(国立民族学博物館) | 「文化遺産の明確化とマネジメントの課題〜沖縄県・竹富島における文化遺産マネジメントとツーリズムに関する研究 その1」において得られた知見に基づき,顕在・潜在している竹富島の文化遺産をマネジメントしていく上で考えられるツーリズムとの関係構築を住民によるNPO を構想して実現していく手法について示した。この構想提案に基づくNPO は2003年1月に実際に沖縄県の認証を受け動き始めている。 ◎西山徳明,池ノ上真一 |
3 | 文化遺産のマネジメントシステムの構築条件〜沖縄県・竹富島における文化遺産マネジメントとツーリズムに関する研究 その2 (査読付) |
共著 | 平成19年 2月 | 日本建築学会 計画系論文報告集(612),63-69頁(一般社団法人日本建築学会) | 現在の竹富島における文化遺産と島民の生活の関係を読み解き,適切な文化遺産マネジメントシステムを構築するための条件抽出を目的とした。特に現在でも島に大きな影響を引き起こし続けているツーリズム・インパクトに着目し,近代から現代にかけての遺産を取り巻く社会環境の変容を分析し,ツーリズムを文化遺産マネジメントに適切に利用する手法の提案を行った。 ◎池ノ上真一、西山徳明 |
4 | 観光を機軸に地域力を高める文化資源マネジメントによる「第2のふるさとづくり」 | 単著 | 平成24年 7月 | 季刊まちづく(35),33-41頁((有)クッド研究所/㈱学芸出版社企画・編集、編集責任者 八甫谷邦明) | 「特集文化資源マネジメントと地域づくり」のうちの一編をなす論考を担当。地域における生活のために文化資源をマネジメントするという観点から、インドネシアや北海道などの事例を用いながら文化資源の継承や活用におけるビジネス・アプローチ援用の重要性を説明し、結果として社会的なしくみのイノベーションの実現をめざした取り組みの重要性を示唆した。 |
5 | 竹富島における生活の持続のためのソーシャル・イノベーションに関する研究 (査読付) |
単著 | 平成25年 3月 | (北海道大学 学位論文 博士(観光学)) | 本論文では、観光学総論を背景に、とくに地域づくりにおける実践的方法論を追求考察した。研究の方法としては、沖縄県の一離島・竹富島の地域社会を主たる研究対象として取り上げ、そこにおける生活の持続のためにはツーリズム・インパクトを「同化1 」し、発展しうる社会的なしくみの構築が必要であることを示し、その構築プロセスにおいて引き起こされる改革を「ソーシャル・イノベーション」と呼んで、その実現のための条件を明らかにした。このためには、当該地域が必要としている社会的なしくみとはいかなるものであるかについて言及せねばならない。そもそも地域とはいかなる ものであり、その地域住民の生活の持続に必要な社会的なしくみとはいかなる構造を有しているのか、そして直面する地域課題を解決するためには、それらがいかなる過程を経て変革に至ることが求められるのかについて分析を進めた。 |
6 | 町並み保存型まちづくりの構造と課題ー沖縄県・竹富島、岐阜県・白川郷における取り組みからー (査読付) |
共著 | 平成27年 3月 | 人文論究(84),101-109頁(北海道教育大学函館人文学会) | 人口減少・高齢化という社会課題に対し、先進的に町並み保存を核にまちづくりに取り組んできた沖縄県・竹富島、および岐阜県・白川郷における取り組みを分析し、観光がいかに活用されたことでまちづくりが進められてきたかについて、社会変革の構造と条件について明らかにした。 ◎池ノ上真一,麻生美希 |
7 | DMを目的としたアライアンス型による地域価値の顕在化に関する研究 | 共著 | 平成28年 6月 | 土木史研究(講演集 )Vol.3636,275-280 頁(土木学会土木史 研究委員会発表小委 員会) |
◎池ノ上 真一,布村 重樹,平井 健文,大内 さおり |
8 | 地域インバウンド実践教育に関する考察 函館 | 単著 | 平成29年 3月 | 平成28年度文部科学 省委託事業 地域イ ンバウンド観光人材 育成に関する研究 1,11-18頁(横浜商科 大学) |
函館におけるインバウンド観光の実態について、統計資料と社会的な観点から分析するとともに、それに対応する人材育成の現状と課題について明らかにした。 ◎池ノ上真一 |
9 | よそ者の地域定住者への変容に関する考察 | 共著 | 平成31年 3月 | 知識共創 Vol.99(知 識共創フォーラム) |
◎敷田 麻実、森重昌之、池ノ上真一 |
10 | 我が国のまちづくりの現状とグローカル教育 (査読付) |
単著 | 平成31年 9月 | 『日本の科学者』 2019年9月号(日本科 学者会議 編集) |
◎池ノ上 真一 |
11 | 観光を用いた地域の生産力の発展に関する研究 | 単著 | 令和2年11月 | 「農村計画のパラダイム―今、移住・定住・地域論の達成と展望は」冊子版資料(日本建築学会農村計画委員会 編集) | ◎池ノ上 真一 |